日语考试一级语法练习及答案解析(30)

全国等级考试资料网 2019-01-23 08:22:15 169

健一が一人で留守番している。電話しておこう。今から帰るわよ、と。―――二人で、おいしいお菓子でも食べよう...。

電話ボックスに入って、自宅へかけた悠子は、お話中の信号音に、眉を寄せた。

「健一ったら...」

どこかへかけているのかしら?それとも、かかってきたのだろうか?

まあ、いい。後でまたかけてみよう。

悠子はボックスを出て、歩き出した。

「もしもし...」

と、健一は言った。

「はい、警察です。もしもし?」

「あのね...僕のお母さん、車で人をはねたんだよ」

「何ですって?」

「誰かをね、車ではねたの」

「もしもし。―――君の名前は?」

健一は、学校でもよくほめられていた。自分の名前を堂々と言える、というので。

もちろん、電話でだって、ちゃんと名前をいうことができる。···健一は得意だった。

(赤川次朗『幽霊屋敷の電話番』新潮社)

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