日本语能力测试二级模拟试题10

全国等级考试资料网 2019-01-23 08:23:48 37

二级模拟试题10
問題① 次の文を読んで、後の問に答えなさい。答えは、1234から最も適当なものを一つ選びなさい。
近頃、テレビのコマーシャルを見て、思わず笑ってしまったのは、あるドリンク剤の宣伝だった。
電車の席で居眠りをしている若い女性が、次第に隣の男の肩にもたれ始め、ついにはのうえに倒れこんでしまういささかオーバーだが、よく見かける風景である。もうひとつは、若い男がつり革にすつかまりながら、これまた居眠りしているそして、ときどき、をガクン、ガクンと折りながらも、夢中でつり革にすがりついているシーンだ。問題のコマーシャルメッセージは、その後にでてくる若い男の顔が大うつしになり、ドリンク剤を手にしながら、こういうのである。
「結構きますよ!」
(①)なら、誰でもすぐわかるつまり、だいぶお疲れのようですが、これを飲めば[結構きますよ]という宣伝である。「きます」というのは、この場合、「効きます]と同義だが、それを[きます]と言ったところに、②この文句のねらいがある。というのは、この[きます]、あるいは「くる」という動詞は、たんに「効果がある」というより、「もっと激しく、ときには衝撃的に作用する」というニュアンスを持っているからである
それはともかく、私は興をひかれたのは「くる」のほうではなくて、その上につけられた「結構」という副詞である。日本人なら、それで充分通じるのだが、さて、これを外国語に翻訳するとなると、どう言い換えたらいいのだろう。そもそも、「結構」とは、それこそ、結構さまざまな意味をあわせもっているのであろる。名詞の用法となれば、まるで違った意味さえいくつもみられるし、副詞的な使い方でも、じつにさまざまな含みがある。
では、この場合の「結構」は、どうなのか、これも解釈しだいで、どうとも受け取れるが、だぶん、こうなのであろう。「あなたは疲れている。まあ、これを飲んでごらんなさい。あなたが予想している以上に効果がありますよ。だまされたと思って、ためしてごらんなさい。」
これだけの意味が、たった六字で表現されているわけである。とすれば、「結構」の威力たるや、たいへんなものといわねばなるまい。
ここで大事なのは、「予想しているいじょうに」という点である。日本人に日本人なりの尺度がある。その尺度は、私には、他の民族よりも、はるかに控え目に思われる。別語するなら、日本人は概して悲観的であり、物事に過度の期待を持とうとしない、ということだ。なぜなのだろう。期待が裏切られるのを極度に恐れるからである。はじめから期待していなければ、結果が悪くてもあきらめがつく。反対に、結果がよければ、それだけ喜びも大きい。要する、日本人は、失意や絶望に対して、たいへん臆病なのである。
問1 ( )に入れるものは何か。
1 疲れている人2 日本人3 人間4 外国人
問2 ②「この文句のねらい」とあるが、そのねらいとはなにか。
1 「効きます」でも「きます」でも意味がわかるということ
2 「効きます」より「きます」と言うほうが日本人には伝わるということ
3 「きます」より「効きます」と言うほうが日本人には伝わるということ
4 「効きます」と「きます」の意味は同じだということ

問3 ③「たいへんなものと言わねばなるまい」とあるが、どうしてたいへんなものなのか。
1 たった六字で「予想している以上に効果があります。だまされたと思って、ためしてみて」と言うことを伝えているから。
2 たった六時で名詞の用法や副詞的な使い方やさまざまな意味が含まれている言葉だから。
3 たった六時で日本人には通じるが、外国語に翻訳するのはとてもむずかしいことばだから。
4 たった六時で「もっと激しく、ときには衝撃的に作用する」と言う意味を日本人に伝えてしまうから。
問4 ④「日本人なり尺度がある」とあるが、何に対する尺度。
1 言葉に対して
2 ためすということに対して
3 裏切るということに対して
4 テレビコマーシャルに対して
問5 「結構」と言う言葉は、ここではどんな意味を持っていると筆者は考えているか。
1 とてもいい 2 予想以上に 3 満足な 4 たいへんな
問6 筆者がこの文章で一番言いたいと思われるものはどれか。
1 日本人の期待に対する尺度は控え目である。それが言葉にもよくあらわれている。
2 日本人は疲れている。だからドリンク剤に使われる言葉も重要だ。
3 日本語は一つの言葉にいろいろ意味がある。だから翻訳するのはむずかしい。
4 日本人は「きます」と言う言葉が好きだ。だからコマーシャルにも使われている。
問題② 次の(1)から(2)の文章を読んで、それぞれの問に対する答えとして最も適当なものを1234から一つ選びなさい。
(1)
情報化社会という言葉を聞く機械が増え、非常に難しい議論が交わされているのに、[ずいぶん低い次元のところで、およそ情報化とはマッチしないような現象が目につく].元来、情報量が増えるにつれて大切になってくるには、必要な情報が正確に速く相手に伝えるということである。こんなことは別に難しい話をしないでも分かりきっている。
にもかかわらず、私たちは日常の生活で、何かがあいまいなために不愉快な思いをしたり、苦労させられたりすることが多い。
情報量が増えるから、確率に言っても、そういうことが生じるのはが仕方ガないという言い訳はおかしい。あいまいさをなくす努力をしないで、情報化などというのはナンセンスだからである。

問 [ずいぶん低い次元のところで、およそ情報化とはマッチしないような現象が目につく]の部分はどういう意味か、最も適当なものを選びなさい。
1 情報化は高度な社会体系であるのに、つまらない情報があふれすぎている。
2 ちょっと努力をすれば情報が正確に速く伝わるのに、あいまいな情報が多い。
3 庶民の日常生活の中では、情報化とは反対のあいまいさが必要になってくる。
4 今のような進んだ情報社会では、当然情報の正確さの確率が低い。
(2)
生産者がよく「消費者のニーズに合わせて」と言うが、売り手の都合で消費者のニーズを①作り出していることもある。「もっと②便利なものがほしい」というニーズに合わせて作っているはずが、見た目の豪華さに重要がおかれたり、他社との競争などによって、過剰サービスの結果を生んでいる場合が多い。
消費者のニーズに③合わせましたという言葉にまどわされず、本当に必要なものは何かえお自分で④考え直す必要があ。魚や肉のプラスチックのトレイは、どこの家でも場所をとり、邪魔になってしまう。これをリサイクルしている家庭は意外に少なく、結局東京湾に埋められることになり、環境問題の一因になっているのである。
問①「作り出している」②「便利なものがほしい」③「合わせました」④「考え直す」とあるが、「作り出す」「ほしい」「合わせる」「考え直す」のは、それぞれだれか。適当な組み合わせをえらびなさい。
1 ①:消費者 ②:生産者 ③:消費者 ④:生産者
2 ①:生産者 ②:生産者 ③:消費者 ④:消費者
3 ①:消費者 ②:消費者 ③:生産者 ④:生産者
4 ①:生産者 ②:消費者 ③:生産者 ④:消費者
答案:
問題①
問1 ②問2 ②問3 ①
問4 ①問5 ②   問6 ①
問題②
(1)2(2)4

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