日语二级复习题:文法详细解说(14)
第四话 きのうの朝、駅に向かう道で、「早く、早く」という声を聞いた。晴れ着姿の娘さんがカメラを構えた父親をせかしている。成人式へ出かける前に玄関先で記念の一枚を、ということらしい。 犬の散歩をする人がひとり、ふたり、足をとめたので、白い襟巻き[1]の中の顔が照れている。中腰[2]で念入りにアングルを探る父親と、傍らでほほえむ母親と、家族の姿を丸ごと遠景から写してみたいような、ちょっといい場面だった。 吉野弘さんに、「一枚の写真」という詩がある。ひな飾りの前で、幼い姉妹がおめかしをして座っている。「この写真のシャッターを押したのは/多分、お父さまだが/お父さまの指に指を重ねて[3]/同時にシャッターを押したものがいる/その名は『幸福』」。 クリスマスから正月、「成人の日」が終われば、桃の節句[4]に入学式の季節が控えている[5]。指に指を重ねて家々を回るのが仕事のその人も、冬から春は書き入れ時に違いない。 古いアルバムをひらき、幼い自分の写真を見ながら、シャッターを押した父や母の表情に思いをめぐらすときがある。写真とは思い出の記録だが、困ったことに思い出したいものはいつも写っていない。 あの娘さんもいつか、玄関先の一枚を眺めて[6]は、シャッターを押す指に指を重ねていた“もうひとり”に気づく日があるだろう。 1. 青い単語の発音は平仮名で書いてください。 2. 自分がわからない単語を書いて、辞書を使って調べてください。(个人词汇量不同,自己酌情选择。红色字体的是我阅读时出现的障碍词。) 3. ここで最も言いたいことは何か。(切入主题,请使用汉字和假名20字内表达。) 4. *通訳: 古いアルバムをひらき、幼い自分の写真を見ながら、シャッターを押した父や母の表情に思いをめぐらすときがある。写真とは思い出の記録だが、困ったことに思い出したいものはいつも写っていない。 あの娘さんもいつか、玄関先の一枚を眺めては、シャッターを押す指に指を重ねていた“もうひとり”に気づく日があるだろう。 本期翻译答案与讲解:4 1.襟巻き えりまき 围巾 中腰 ちゅうごし 弯腰 重ねて かさねて 重叠 節句 せっく 传统节日 控えている ひかえている 预备,等候 眺めて ながめる 凝视,注视 2.構える かまえる 这里指手持某物作某姿势 照れる てれる 害羞,难为情 アングル 角度(拍摄角度) シャッター 快门 3.いつかあの写真を見ながら、親を思い出すだろう。(カメラが感情を撮ることができないけれど、写真を見るとき思い出すだろう。)额,发现自己很难把这篇文章想表达的感情提炼出来。谁能有更好滴答案勒? 4.昨天早上,在去车站的路上,我听到“快点快点”的声音。身着盛装的女儿正催促着架相机的父亲快点。好像是要在出席成人式之前,在玄关前拍一张照片作为留念。 因为有一两个遛狗的人停下了脚步,白色卷领中的脸有点羞涩。弯着腰细心摆弄角度的父亲,和旁边微笑的母亲——就好像想把整个家庭的样子从远处拍摄下来一样,是一个恰到好处的场面。 吉野弘有一首名为《一张照片》的诗歌。年幼的姐妹俩化了妆端坐在人偶前。“按下快门拍下这张照片的/大概是父亲/有一个人把手指按在了父亲的手指上/同时按下了快门/他的名字就叫‘幸福’”。 从圣诞到正月,“成人日”一结束,入学典礼就等在了女儿节之后。这个人的工作是把手指按在每一家的手指上,穿梭于家家户户,从冬到春肯定也是他最繁忙的时候。 翻开老相册,看着自己年幼时的照片,有时会想象按下快门的父母的表情。照片虽然是回忆的记录,但让人困扰的是,想要回忆的东西却总是没有拍下来。 大概总有一天,那个女儿会看着自己在玄关前拍的照片,发现“还有一个人”把手指按在了按快门的手指上吧。 相关资料 |